遠近両用コンタクトにあるADD(加入度数)とは?
遠近両用コンタクトには通常のコンタクトにはないデーターがあります。それがAddition(アディション)・・・「追加する」と言う意味を略してADDで表記しているデーターです。
「老眼とは?」の部分でも説明したように、老眼は手元の文字等が見えにくくなるという症状が出てきます。これは加齢に伴い目の中にある水晶体と言うレンズの弾力がなくなり、思うように膨らませることができなくなるため(そのことを調節と言います)、その分手元のモノにピントが合わせられなるからです。そしてその症状は加齢とともに進行します。その膨らませることができなくなった分をレンズで補ってあげる訳です。それがADDで表記される度数なのです。
水晶体は人間が生まれながらにして持っている天然のレンズです。膨らませたり薄くすることができる優れもののレンズなのです。このレンズは凸レンズの形状をしています。符号で表すとプラスレンズ(+)です。従って遠近両用コンタクトに出てくるADDも+0.75とか+1.25、+1.75などの表記となっています。